梓みちよさんま伝説の「シャンパン事件」全真相
梓みちよさんま伝説の「シャンパン事件」全真相
昭和の芸能界を彩った伝説の歌手・梓みちよさんと、お茶の間の人気者・明石家さんまさん。このお二人の間に起きた、忘れられないエピソードとして語り継がれているのが、「さんまのまんま」での「シャンパン事件」ではないでしょうか。
当時のテレビが今ほどコンプライアンスに厳しくなかった時代だからこそ生まれた、あの衝撃的な一幕。多くの視聴者が固唾を飲んで見守ったあの事件の真相と、その後の二人の関係性について、情報リテラシーLabo所長のナミが深掘りしていきます。
- 伝説の「シャンパン事件」の詳細な経緯がわかります
- 明石家さんまさんと梓みちよさんの関係性の変遷が理解できます
- 事件が梓さんのキャリアに与えた影響を知れます
- 二人の知られざる人柄や当時の裏話に触れられます
- 梓みちよさんの若い頃の活躍を知ることができます
梓みちよさんま、伝説の「シャンパン事件」とは?
まずは、日本中を驚かせたあの「シャンパン事件」が、いつ、どのようにして起きたのか、その全貌を見ていきましょう。
「さんまのまんま」衝撃の一夜
この事件が起きたのは、1986年10月8日に放送されたフジテレビ系バラエティ番組「さんまのまんま」でのことでした。この日、ゲストとして登場したのは、当時はすでにベテラン歌手として活躍されていた梓みちよさん。
「あの日の放送は、今でも鮮明に覚えている方も多いのではないでしょうか?私も新人ライター時代に、この事件の背景を探る記事を書いたことがあります。」
番組冒頭から、歯に衣着せぬトークが繰り広げられる中、明石家さんまさんがシャンパンを開けるという一幕がありました。
事件勃発!梓みちよさんの逆鱗に触れた瞬間
さんまさんがシャンパンを開けようとした際、梓みちよさんは「音を立てて開けないように」と優しく、しかし明確に注意しました。しかし、勢いよく開いたシャンパンの泡は、梓さんが着用していた高級なドレスに盛大にかかってしまいます。
シャンパンが高級ドレスにかかるという、誰もが予想しなかったアクシデント。これが、後の伝説へと繋がる引き金となりました。
これに激怒した梓みちよさんは、さんまさんが冗談めかして言った「(シャンパンが)好きでしたよ(過去形)」という言葉にさらに感情を爆発させ、なんとさんまさんの顔にシャンパンをぶっかけたのです。この行為は一度だけでなく、さんまさんの追撃の言葉により、合計で2度(一部報道ではそれ以上)行われたとされています。
この二度目のシャンパンがかけられた際、明石家さんまさんの顔から一瞬笑顔が消え、スタジオ全体が凍りついたと多くの関係者が証言しています。オンエアではカットされた部分ですが、梓さんが当時噂されていたプロ野球選手との不倫についてさんまさんが話題に出したことも、梓さんの逆鱗に触れた一因だったと言われています。一次情報に基づくと、この点には様々な憶測がありますが、当事者の証言を丹念に紐解くことが重要ですね。
さんまさんの「神対応」が事態を収拾
スタジオが静まり返る中、明石家さんまさんが見せた対応は、まさに「神対応」と称されるものでした。
さんまさんは立ち上がって席を離れるかと思わせておどけて見せ、「アァー冷たかったぁ~」と声を上げて笑いに変え、その場を収めました。
このさんまさんの機転とプロ意識がなければ、番組の空気は完全に破壊され、さらなる大きな騒動に発展していた可能性も考えられます。この一件は、さんまさんのお笑い芸人としての「根性」と「対応力」を世に知らしめる出来事でもありました。
事件後の関係性、そして訃報に寄せる想い
あの一件は、梓みちよさんと明石家さんまさんの関係にどのような影響を与えたのでしょうか。そして、梓さんの訃報に際し、さんまさんはどのような反応を見せたのでしょうか。
一時は共演NG?二人の関係性の修復
「シャンパン事件」後、明石家さんまさんは「今までは真理子(石原真理子など)という女が嫌いだったが、今はミチヨという女が一番嫌いだ」と語ったとも伝えられています。一時は「二人の仲は修復不可能」「共演NGになった」という噂も流れました。しかし、関係は完全に断絶したわけではありません。
後に梓みちよさんが明石家さんまさんに高級ブレスレットを贈り、謝罪したことで、犬猿の仲と思われた二人の関係は修復されたとされています。このエピソードは、単なるテレビでのトラブルで終わらない、人間関係の奥深さを示していると言えるでしょう。
現在では、このシャンパン事件は「さんまのまんま」の名場面集で何度も取り上げられるほどの伝説的なエピソードとして、笑い話として語り継がれています。
梓みちよさんの訃報とさんまさんのコメント
梓みちよさんは、2020年1月29日に76歳で亡くなりました。この訃報が報じられた際、やはり多くのメディアが「さんまにシャンパンぶっかけ事件」を振り返り、その偉大な足跡を偲びました。
明石家さんまさん自身の具体的なコメントについては、当時のニュース記事では明確には確認できませんでしたが、この事件が再度注目を集めたことからも、いかに二人の間に起こった出来事が世間に深く記憶されていたかが分かります。梓さんの死後、BSテレ東では2020年2月9日に「緊急特番 ありがとう! 梓みちよさん」が放送されるなど、その功績は広く称えられました。
「シャンパン事件」が梓さんのキャリアに与えた影響
「さんまのまんま」での一件後、視聴者からは梓みちよさんに対する苦情が殺到したと言われています。これにより、梓さんのテレビ出演が激減したという見方も一部で報じられました。一人のプロとして、公の場での感情の表出がいかに大きな波紋を呼ぶかを、この事件は示しています。
一方で、実際はディナーショーなどの仕事が多忙になり、テレビ出演を控えるようになったという見方もあります。いずれにせよ、あの事件が梓みちよさんのその後の活動に何らかの影響を与えたことは確かでしょう。
梓みちよさんの知られざる人柄と若き日の輝き
「シャンパン事件」を通じて、多くの人が梓みちよさんの「気の強い性格」を認識しましたが、彼女の魅力はそれだけではありません。その人柄と、若き日の輝かしいキャリアを振り返ります。
デビューから「気の強い女性」という評判まで
梓みちよさんは1962年にデビュー。翌1963年には「こんにちは赤ちゃん」が大ヒットし、清純派アイドル歌手として一躍人気者になりました。この曲は、その年の日本レコード大賞も受賞しています。
しかし、その清純なイメージとは裏腹に、実際は気っ風のいい性格だったと言われています。これは、彼女が芸能界という厳しい世界で長年活躍できた理由の一つかもしれません。彼女のストレートな言動は、時に誤解を生むこともありましたが、それがまた彼女の人間味あふれる魅力でもあったのです。
「新婚さんいらっしゃい」2代目アシスタント時代の素顔
梓みちよさんは、長寿番組「新婚さんいらっしゃい」の2代目アシスタントを、1971年7月から1978年2月まで務めていました。約7年間という長きにわたり、桂三枝さん(現・六代桂文枝さん)と共に番組を盛り上げました。
ここでは、歌手としてだけでなく、明るく親しみやすいキャラクターを発揮し、多くの夫婦の愛情あふれるエピソードに寄り添いました。テレビ出演が激減したとされた時期があった中でも、彼女はディナーショーなどで精力的に活動を続けていたことからも、そのプロとしての姿勢が伺えます。
歌い継がれる名曲と紅白歌合戦の栄光
梓みちよさんの代表曲といえば、「こんにちは赤ちゃん」の他にも、「二人でお酒を」や「メランコリー」などが挙げられます。これらの楽曲は、世代を超えて多くの人々に愛され、歌い継がれています。
また、彼女はNHK紅白歌合戦にも、1963年の初出場から7年連続を含む合計11回出場という輝かしい実績を持っています。これは、彼女が日本の歌謡界において、いかに大きな存在であったかを物語っています。彼女の歌声は、今も私たちの心に深く刻まれていることでしょう。
まとめ:梓みちよさんまが教えてくれたこと
明石家さんまさんと梓みちよさんの「シャンパン事件」という、たった一つのエピソードから、私たちは多くのことを学ぶことができます。
- 1986年10月8日「さんまのまんま」で「シャンパン事件」が発生
- さんまさんがシャンパンを失敗し、梓みちよさんの高級ドレスにかかったことが発端
- さんまさんの言葉に激怒した梓さんがシャンパンを顔にぶっかけた
- スタジオが凍りつく中、さんまさんの機転で事なきを得た
- オンエアではカットされたプロ野球選手との不倫疑惑が事件の一因とも言われる
- 事件後、さんまさんは「ミチヨが一番嫌い」と発言したことも
- 梓みちよさんの謝罪(高級ブレスレット贈呈)により関係は修復された
- 現在では「さんまのまんま」の名場面として語り継がれる
- 事件後、梓さんのテレビ出演が一時激減したとされる
- しかし、ディナーショーなどで多忙だったという見方もある
- 梓みちよさんは清純派から「気の強い女性」としての一面も持っていた
- 「新婚さんいらっしゃい」の2代目アシスタントも務めた人気者
- 「こんにちは赤ちゃん」など多くのヒット曲を持ち、紅白歌合戦にも11回出場
- 2020年1月29日、76歳で心不全のため逝去
- 伝説的エピソードは、プロとしての対応と人間性を浮き彫りにした
「梓みちよさんま」に関するよくある質問(FAQ)
梓みちよさんが明石家さんまさんにシャンパンをぶっかけたのは本当ですか?
はい、1986年10月8日放送の「さんまのまんま」で実際に起こった出来事です。さんまさんが開けたシャンパンが梓さんのドレスにかかり、さらにさんまさんの言葉に梓さんが激怒した結果、さんまさんの顔にシャンパンをかけたというエピソードは事実です。
「シャンパン事件」後、二人の関係はどうなりましたか?
一時は関係が悪化したとされていましたが、後に梓みちよさんが明石家さんまさんに高級ブレスレットを贈って謝罪したことで、関係は修復されたと伝えられています。現在では、「さんまのまんま」の伝説的な名場面として、笑い話で語られています。
梓みちよさんの訃報に際し、明石家さんまさんは何かコメントしましたか?
梓みちよさんが2020年1月29日に亡くなった際、明石家さんまさんの具体的なコメントは報道では確認できませんでしたが、多くのメディアが二人の間にあった「シャンパン事件」を振り返り、故人を偲びました。